この資料を見て、エッセンシャル思考-最少の時間で成果を最大にするを読んだ。
印象に残ったことをメモしておく。
Part1 エッセンシャル思考とは何か
・非エッセンシャル思考からエッセンシャル思考へ
・どの方向にも少しづつしか進めない ⇒ 一直線に遠くに進む
・エッセンシャル思考の人は、自分の時間とエネルギーを効果的に配分し、重要な仕事で最大の成果をあげることができる
・以下のような成功のパラドクスに陥らないためにも、エッセンシャル思考が必要
目標を定め、成功へ一直線 ⇒ 成功し、頼れる人に。その結果多様な仕事が振られる
⇒ やることが増えすぎ、時間とエネルギーが拡散され、すべてが中途半端に ⇒ 本質を見失う
・エッセンシャル思考の基礎となる考え方は以下の3つ
・選択 – 自分で時間とエネルギーの使いみちを決める
もしたったひとつのことしかできない場合に何をするのか?という観点で選択する
選択しないことは他人に判断をゆだねるということであり、何一つ選べないとすべて引き受けることになる
悪くない程度の選択肢は、すべて拒否したほうが良い
・ノイズ – 世の中はノイズが大半であることを理解し、本質を見極める
重要な少数は、瑣末な多数に勝る。重要な少数を選択すること。ノイズの中のシグナルに気が付けるように意識すること
・トレードオフ – 何かを得ることは、何かを捨てることを理解する
トレードオフを理解していないとすべてできると勘違いし、すべてが中途半端になる
そのためには優先順位を明確にしておくこと
Part2 見極める技術
・エッセンシャル思考の人は、何かに手を出す前に幅広い選択肢を慎重に検討して、一番重要なものだけを実行する
・深い孤独がなければ、まともな作品は作れない by ピカソ
・ニュートンも万有引力の論文執筆にあたり、2年間ほとんどひとりで引きこもっていた。そのことだけをひたすら考えていた
・LinkendInのCEOも毎日合計2時間の空白時間をスケジュールに組み込んでいる
・ビルゲイツも1週間の考える週を定期的にとっている
・睡眠は生産性の敵ではなく、パフォーマンスを最大に高めてくれるもの
1週間の4,5時間睡眠によって「血中アルコール濃度0.1%に相当する機能低下」が起こる
優先順位付けの能力をキープするためにも睡眠は欠かせない
Part3 捨てる技術
・最終的な目標を明確にすること。具体的で魅力的で測定可能な本質目標を定める
例えば「2012年までにイギリスのあらゆる人がインターネットを使えるようにする」など
考えるときに必要なのは、たったひとつのことしかできないなら何をするか
・周囲の期待とプレッシャーに負けて、ノーと言えば数分間嫌な気持ちになる。イエスと言えば長期間後悔する
・ゆっくりイエスを言い、もっとすばやくノーを言うことを意識する
・サンクコストバイアスを切り捨てるためには、「もしまだ1円も払っていないとしたらこの企画に投資するか」という観点で考える
・逆プロトタイプしてみる。試しに辞めてみて、不都合があるか確かめる
・不要な細部を切り捨てることで、重要なものを生かす余地が生まれる
・仕事とプライベートの境界線を引くこと。自分で線を引かなければ、誰かに引かれ、一番守りたいものを守れなくなる
また境界線があることで最大のパフォーマンスを出すことができる
Part4 しくみ化の技術
・努力と根性ではなく、自動的にうまくいく仕組みを整えること
・日々のささやかな進歩がやる気を引き出し、パフォーマンスを向上させる
・悪い習慣を変えるためには、行動を見直すよりもそのトリガーを見直すべし
・未来のことを考えながらではなく、今に集中すること