Google流資料作成術を読んだ

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Google流資料作成術を読んだ。その際のメモ。

第1章 – コンテキストを理解する

・誰に、何を、どのように伝えるかを明確にする

そのために

・自信のある態度で伝えること
 ・「相手は自分より多くのことを知り、どう行動するかは相手次第」と思い込んでいる人が多いがそれは勘違い
  データを分析し、伝えるのであれば、そのテーマについて一番知っているのはあなたであり、人々を行動に導かなければならない
・必要な情報を把握する
 ・背景、意思決定者が先入観があるか、データをみたことがあるか、賛成しそうかどうか、こちらの主張にリスクがあるか、などなど
・3分ストーリーとビックアイデアを用意する
 ・ビックアイデアとは伝えたいことを1分にまとめたもの。つぎの3つの要素がある
  1.あなたの独自の視点を明確にしている
  2.何が危機にさらされているかを伝えている
  3.完全な文章である

第2章 – 相手に伝わりやすい表現を選ぶ

・データを表現する最善の方法を考える
 ・線グラフか、棒グラフか、表か、テキストが一番良い場合もある
・円グラフ、3Dグラフ、第2縦軸は正確な数値が読みとりにくいため、使うべからず

第3章 – 不必要な要素を取りのぞく

・情報を追加すればするほど、相手に認知的負荷を与える。不要な要素を取り除いていくことで、データがより目立つ
・視覚認知のゲシュタルトの法則を理解して、クラター(認知的負荷の原因)を識別する
・認知的負荷を与える記載をしない
 ・中央揃えは、2行以上ある場合は右側も左側もそろわずだらしない印象を与えるためなるべく避ける
 ・なるべく横書きに統一すること
  45度の方向に回転された文章は、傾きのない文章を比較して 52%読む速度が遅くなる
  90度の方向に回転された文章は、傾きのない文章を比較して205%読む速度が遅くなる
 ・空白を適切に利用すること。息継ぎもなしに早口での話は理解しにくい。文章も同じ

第4章 – 相手の注意をひきつける

・サイズ、色、配置など無意識的視覚情報を戦略的に利用する
・相手の注意を意図するところに集め、意図通りに読んでもらう
・スクリーンやページを読み取る際、人は左からZの形で見ていく
・どこを注目させるか考える際は、一度グラフのすべての色をグレーにしてみるとよい
・色覚障害にも配慮したほうがよい(色覚障害シミュレーターのサイトやアプリがあるため、利用するべし)

第5章 – デザイナーのように考える

・「形式は機能に従う」と同様に、データで何を伝えたいかを考えてから、表現方法を考えるべし
・「足すべきものがなくなった時ではなく、減らすものが何もなくなったとき、それが完璧になったとわかる」(サンテグジュペリ)
・人々が新しいものに抵抗を示すのは、古いものに親しんでいるから
 変化させるときはメリットを明確にする、比較できるようにする、キーマンを巻き込むといった対応が必要

第7章 – ストーリーを伝える

・よい物語は人をひきつけ、旅に連れ出し、感情に直接働きかけ、記憶に残る力を持っている。そしてその物語を友人に話して聞かせる
・理論だけでは人は行動する気にならない。ストーリーをつくることで人々の心に響き、行動につながる
・ストーリーには「始まり、中間、結末」がある。まずは物語の設定から始まる。主人公や登場人物の紹介や関係性や世界観を紹介し
 その後主人公は事件に直面する。この事件を対処しようとする中で自分を理解し、より一段高い気づきに到達する
 そして最後に、事件を解決し主人公やほかの登場人物が、新たな感覚を通じて自分が何者か理解する