Tokyo ComCamp 2016 powered by MVPsに参加した -そのいち-

Tokyo ComCamp 2016 powered by MVPsに参加した

わかばさん向けAzure(Update)by安東沙織さん、他(Japan Azure User Group女子部)

歴史

Azureは2010年1月からPaaSを中心としてスタート(SQL Azureなど)
2012年6月Spring ReleaseというアップデートからIaaS開始
2014年2月より日本の埼玉・大阪にデータセンターができた
その後埼玉がキャパ超えして東京が追加された

Azureは22リージョン

基本各リージョンに2つずつデータセンターが建てられるが、ブラジルはペアでなかったり
インドは3つデータセンターがあったり、米国政府専用や中国でしか利用できないリージョンなども存在する
※ブラジル南部は別のジオとペアになっているらしい

デプロイモデルが追加された

クラシック、リソースマネージャが追加されている
2016-03-08_005841

リソースマネージャを利用することで
ソリューション内の複数のリソースを 1 つのグループとして作業できるらしい
Azure リソース マネージャーの概要

OMS をはじめてみよう by杵島 正和(System Center User Group Japan)さん

OMS とは

Microsoft Operations Management Suite
多様化、複雑化したITインフラ管理の特効薬となるか――Microsoft Operations Management Suite

監視の種類
・死活監視
・リアルタイムモニタ
・ログ分析
・パフォーマンス分析
 通常時から取得しておかないと異常時にどこが異常か判断できない
・構成分析

オンプレミスからクラウドになったことで
物理のレイヤーの監視がなくなったため、監視の幅は狭まっている
→オンプレミスのツールを利用することもできるが、使い勝手が悪い
→ヘテロ環境(オンプレミスもクラウドも)を管理するためのサービスとしてOMSをどうぞ
→またサービスとして提供されているためどこからもアクセス可能でさまざまな環境からデータ取得できる

2016年夏以降に正式リリース予定
3つの要素
・Hybrid cloud platform
・Modern application platform
・Management anywhere

管理のキーポイント
・Automate
・Monitor
・Recover
・Secure

データ取得方法
 例えばSCOMで拾ったものをOMSに飛ばして、確認可能
 AzureStorage から
 System Center連携から
 Agentから直接取得
 zabbix連携も可能

メリット

・無尽蔵のリソース
・どこからでもアクセス可能
・様々なサービスへの対応

(かゆいところに手が届いた)次世代仮想化テクノロジー by 村嶋修一(gloops)さん

gloops では IIS+C# でゲーム作成もしている

前提

Windows Serever 2016 Techinical Preview4 ベースの話

必要ハードウェア要件

CPUの要件であるSLATについて、わかりにくい
→Windows Sysinernalsのcoreinfo.extの-vオプションで確認可能

運用チェックポイント

今までと違ったチェックポイントがある
VSSWriterを使用したバックアップイメージを作成可能
適用した場合シャットダウンされる模様
(SQLサーバやファイルサーバなどコミットや書き込みされたファイルはVSSWriterが検知し保存する)
仮想マシンのプロパティから従来の標準チェックポイントも利用可能

後方VM互換性

Hyper-Vコンソールに[構成バージョン]を表示可能
このバージョンによってWin2012R2などにライブマイグレーションできるかどうかなどが決まる模様

PowerShellDirect

VM OSインストールしたあとに、IPを付与せずともVMに接続することが可能
Enter-PSSessionコマンドなどで接続可能
そのため一気に構築できるようになる

NIC識別

VMに複数NICが存在している場合の機能
→NICの識別を有効にすることが可能

PowerShellで操作することによって
仮想マシンのプロパティの[ネットワークアダプター]部分に個別に名前を付けることができる
(今のところGUIでの操作はできない)

Nested Hyper-V

今のところTP4よりもWindows10のほうが安定している
・開発者が利用するとき
・フェールオーバークラスタの検証が一台で可能
などのメリットがあるが、インテルCPU専用機能であり
今のところライブマイグレーションなどはできない

仮想TPM

物理ServerにTPMがなくてもOK
利用時はHyper-Vを再起動する必要がある
UEFIセキュアブート必須
Confirm-SecurebootUEFIコマンドで確認する
その場合、BIOSモードを変更して(古いサーバだとUEFIがサポートされていないため注意)OSを再起動する必要あり