クラウドは次の時代へ。これからのマルチクラウドを4人のスピーカーが語り尽くすへ参加した。その際のメモ。
ビックデータ分析基盤の成長の軌跡 – 白子 佳孝氏
・クライアント(リクルートと契約した企業)とユーザを結びつけるマッチングプラットフォームを開発している
・Mirror-Redshift
・金曜日の夜にスナップショットをとり、そこからクラスターを作りデータ鮮度を求めない分析をするようにしていた
・2017年にBigQueryの導入によって、大規模に環境が変わった
・データやユーザが増えても性能劣化が起きない、キャパブラ不要なDWHに乗り換える流れに
・今後やりたいこと
クラウドに関わる営業の本音、クラウドサービスの使い分け – 蔦野 岳人氏
オラクルとOracle Cloudについて
・オラクルは今大きな変革の中にある
売り物がON-PREMISEからCLOUDへ
・Oracle Cloudはオンプレミスからクラウドへの完全互換性を謳っている
・ボトルネックを排除したアーキテクチャが売り
元Amazonの人間とGoogleの人間が作っている
・IaaSでは低コストに力を入れている
今後営業に必要なマインドセット
・薄利多売のビジネスであることを理解すること
・クラウドは小さく入り込んで、大きく育てる
・営業先は情シスだけでなく、他部署へのアプローチも可能
マルチクラウドについて
・メリットはテクノロジーのいいとこどり、デメリットは運用の複雑化
シャドーITへの対策として -CASB-
・防いだ事例
・Dropboxの私物利用
・転職にあたり顧客データの持ち出し
・インスタンスを起動して、コインマイニング
少し違った目線で考える、マルチクラウドのメリット、デメリット – 山田 雄氏
・ビールを奢れば、データ基盤の相談に乗ってくれるらしい
81
・81% – クラウドを使っている企業がマルチクラウドである割合
・ActiveDirectoryやG Suiteなどを利用しているとマルチクラウドとしており
なぜかマルチプライベートも入っているため割合が高め
各クラウドベンダーの姿勢
・AWSは否定派かも。CEOのインタビューから、複数のシステムの学習コストがかかる
ボリュームディスカウントを考えると1つのほうがよい
・GCPはマルチクラウド、ハイブリッドクラウドを推奨している
GCNextの3大メッセージに、ハイブリッド・マルチクラウド・オープン戦略がでていた
境界での問題にマルチクラウドは弱い
・S3からGoogleへデータを送信したときに、gsutilを使っていると中間ファイルが残るなど、スムーズに動作しない部分があった
AWSへ問い合わせたところGoogleのツールなので、、Googleに問い合わせたところS3のため、、結局コードを追うことに
技術以外のメリットと、ちょっとしたデメリット
・AWSやGCPなど、人脈が広がり、横連携が強くなる
・サンフランシスコ(Google Cloud Next)、ラスベガス(re:Invent)にいける!
・技術的戦略がなく楽しい!BigQueryもRedshiftも利用できる
・両方の新サービスを追えない(勉強コストの増大)
⇒絞って学習している。現状GCPのビックデータ周りは把握しているが、AWSは理解できていない部分がある
・マルチクラウドという観点でのメンバ採用が難しい
マルチ クラウドだけでいいのか? AI/IoT時代のクラウドのあり方 – 山﨑 亘氏
・ウフル:スワヒリ語で自由を表す
IoTのキーワード – 分散と更新
・例えば来場者の画像を取って、クラウドに送るような場合、次のようなデメリットが発生する
・レスポンスが悪い
・通信コストがかかる
・セキュリティが心配
・上記場合は、データをエッジ側で処理すれば問題は解決する
・しかし運用していくと、次のような要望も出てくる
・AIモデルの更新が必要
・センサーデータ取得の間隔や位置も更新が必要
・これらの解決策として、enebularを開発している