osc2015-tokyo/fall に参加した -そのに-

osc2015-tokyo/fallに参加した
そのときのメモ

Debianとsystemdについて -岩松信洋さん-

Debian と systemd

systemdとは

・initプログラム(カーネルが最初に起動するプログラム)のひとつ
・互いのプログラムの依存関係を解決しつつ並列にデーモンを起動できる
・linux専用

systemdへの移行とDebian界隈で起きた事柄

2014/2/11
Debian技術委員会でsystemdへの移行が決定した

2014/10/16
Ian Jacksonの提案「やっぱりSysVinitかsystemdか選択できるようにしたい」によって浮き出た問題点
・フリーズ直前での提案
・技術委員会が決定したにもかかわらず、再度選挙しようとした
 (技術委員の存在意義)
その結果
→Ian Jackson、Joey Hess(debconf,debhelper,alienの開発者)たちが Debianから離れることに

Devuan注意点

Devuan利用時に、Debianの公式パッケージは参照しないほうがよい
・バージョンが合わない(バージョンが…debでなく…devになっており微妙に違う)
・Devuanではパッケージを再コンパイルして利用している

systemdを使用せずDebianを利用するには

apt-get install sysvinit-core

からの再起動で利用可能
systemdに依存しているソフトウェアを救済するために

apt-get install systemd-shim

2015-11-01_192421

/etc/init.d 以下について

/lib/lsb/init-functions
がいい感じにしてくれるため、/etc/init.d/apache start も利用可能

/etc/init.d/apache2 にて
/lib/lsb/init-functions を呼び出し、それが
/lib/lsb/init-functions.d/40-systemd を呼び出し、それがフラグによって
SysVinitかsystemdか判断して起動する

/lib/lsb/init-functionsを利用していないパッケージもあるが、基本的には大丈夫
以下に名前のあるパッケージを利用するときは注意
init.d-script-does-not-source-init-functions

Ubuntuの最新情報 -長南浩さん-

Ubuntu 15.10 Wily Werewolf
狼男・人狼

Normal Release(サポートは2016年7月まで)
次回リリース16.04 Xenial Xerus は2年ぶりのLTS
今回は大きな変化はなく、次回LTSへの準備リリースという意味合いが強い
・Linux Kernel 4.2.1
・デフォルトコンパイラ-GCC5
など