さくらのCDNサービス(ウェブアクセラレータ)セミナーに参加した。その時のメモ。
さくらのCDNのメリット
【第一部】ご利用ユーザによるセッション① 登壇者:トゥギャッター株式会社 吉田様、青山様
Camoについて調べていたら、記事を見つけた。以下にすべて記載されていた。
https://qiita.com/MintoAoyama/items/6cd71b84e6225f86f819
トゥギャッター(海外版はChirpStory)について
・2019年で10周年
・月間1億PV
・月間UU1200万UU
・月間3TBくらいの通信量
camoについて
・「カモフラージュ」からきているらしい
・リアルタイム変換機能付き画像プロキシサーバ(atmos/camo)
・脆弱性を突かれた場合や直接URLが変更できた場合、意図せぬコンテンツを取得しないようにURLの一部を暗号化可能
ウェブアクセラレータについて
・camoはさくらのクラウドに2台(石狩・東京)配置していたが、大阪にユーザが多くレイテンシが気になっていた。
・以下のメリットがあり、さくらのウェブアクセラレータを利用することに。
・エッジサーバが大阪にあった
・価格が1/5くらいになった(他社と比較して)
・導入にあたってさまざまなつぶやきを拾って対応してもらえた
・今後オリジンサーバはArukasにするかも?
懇親会で聞いたこと
・さくらインターネットからImageFluxというサービスが提供開始されており、これと同じことを実装している。
【第一部】ご利用ユーザによるセッション② 登壇者:株式会社ALiNKインターネット様
登壇者 – 松本修士氏について
・tenki.jpを運営している会社のCTO
・元Yahoo!天気エンジニア
・未来の予定を晴れにする会社
雨の時にどうすればよいか?を提供できるようにする。
・C言語以外はすべてPerl – 来たれR35Perlハッカー
さくらのCDNについて
・さくらのCDNを2016年のベータテストから利用している
・国内で安定していることがメリット
・国内がゆえにオリジンサーバとの距離が近い
・相談しやすい(直接電話していろいろ試せる、他社は全体的な障害には対応するが、なぜかウチだけ障害は対応してもらえることは少ない)
・他CDNと比較してメリットが多かった
Akamai:安定はするが高額
Azure CDN:2時間くらい落ちた(旧ver)
tenki.jpとCDN
・CDN + nginx + 専用サーバ(40C/80T)
・地震発生後~3分程度でトラフィックが約200-300倍に跳ね上がる。最近だと1分の平均で2.5Gbsを計測した
(台風などと違って計画的なサーバ投入が難しいため、CDNがキーとなる)
・更新速度命とキャッシュシステムが相反する考え方になるが、負荷とのバランスをとっている
懇親会で聞いたこと
・5分ごとに更新される豪雨レーダーについてはCDNのキャッシュ全削除とキャッシュヘッダーを5分以内にすることで実現している
・CDNについて、一応他社も契約して何かあった時に切り替えられるようにしている
ハンズオン
CDNメリット
・インフラ側の対応の遅れによる機会損失を抑制
・対応するエンジニアの運用コストの省力化や緊急対応時の疲弊を緩和
さくらのCDNについて
・さくらのクラウドを利用することで、低レイテンシーとなる
・他社の仮想マシンとも連携できる
・キャッシュするかどうかはCache-Controlヘッダーにて制御する
・ネイキッドドメイン(https://test.jp/などサブドメインがないもの)では利用できない
・設定項目は以下のようにシンプルだった