今だからこそ!サーバ仮想化入門に参加した

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今だからこそ!サーバ仮想化入門に参加したときの会話内容やメモ。
ESXiをベースにした仮想化の説明があった。

開催企業

・株式会社セラクさん。
・農業向けIoTのみどりクラウドやサーバ構築業務などが得意。

サーバ仮想化について

・日本で流行り始めたのは、Windows98のサポートが終了したとき。仮想化して動かそうというところから。
・仮想化のメリットの1つは、新しいサーバ購入時にシステムの移行が簡単になること。(ドライバがハードウェアに依存しないため)
・仮想化にはハイパーバイザー型とホスト型がある。
・ハイパーバイザー型はリソースを効率よく利用できる。(ハイパーバイザーはOSのようなもの)
 Hyper-VはRootPartitionがある珍しいハイパーバイザー型。
・仮想マシンがCPUを利用する場合は、実CPUにアクセスして処理している。
 そのためESXiの仮想マシンの最大CPU数は、物理サーバのCPU数となる。

ESXiについて(Hyper-Vとの比較)

・ESXiのBSODをPSOD(Purple Screen of Death)と呼ぶ。画面が紫色のため。
・「クローン」「テンプレート」といった仮想マシンの雛形を作る機能(AWSで言うとAMI)はHyper-Vにはないし、ほしい。
・Storage vMotion(Hyper-Vでいう記憶域の移行)はStandard以上のライセンスが必要。(約4種類のライセンス形態らしい)
・DRS(Distributed Resource Scheduler、Microsoftだとクラスターの負荷分散)について、最近ではCPUやメモリだけでなくネットワーク帯域も監視して分散する。
・DRSは予測機能もあり、例えば出社時間の9時頃にアクセスが増えるサーバを予測して負荷分散してくれるらしい。
・DRSはアメリカでは9割くらい利用されているポピュラーな機能とのこと。中小企業が多い日本ではそこまで流行っていない。
・vSphere FTについて、別ホストサーバにサーバの複製を作成し、プライマリサーバがダウンしたらセカンダリを自動的に起動させる。
 ミッションクリティカルの観点で、手動でセカンダリを起動させるHyper-Vレプリカよりも優秀。(ただしHyper-VレプリカはBCP観点機能のため比較したら怒られるかも)
・vSphere FTは便利ではあるがその他機能が利用できなくなる。
・プロアクティブHAは、部分的なホスト障害を予測してvMotionを実施する機能であるが、監視ソフトの設定など敷居が高い。
・vSphere Web Clientは廃止され(Flashを利用しているため)、vSphere Client(HTML5)に切り替わっていく。
・あまり知られていないが、個人アドレスで登録可能なオンラインハンズラボがある!!
 http://labs.hol.vmware.com/