noatimeについて考えてみる(debian8)

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結論

debian8のデフォルトはrelatimeであるため、そのままでよし

root@hostname:/home/shimizu# mount -v | grep vda
/dev/vda1 on / type ext4 (rw,relatime,errors=remount-ro,data=ordered)

過程

ファイルにアクセスするとatimeが更新される、つまりそのたびにinodeが更新される、つまりIOが発生する
(例えばapacheで公開されたファイルを閲覧すると、そのファイルのatimeは更新される)

常に更新されるのを防ぐには
・noatime
・relatime
オプションをマウント時に利用する

noatimeには以下のような問題点があるため、relatimeがよし

Installing Linux on USB – Part 4: noatime and relatime mount optionsより
メールツールやバックアップツールなど、atimeを利用しているときがある
またdebianのpopcon(http://popcon.debian.org/)でも利用している

atime関連マウントオプション使用時のディスク性能比較より
noatime マウントオプションもデフォルトに比べて性能は向上していますが、relatime とほぼ性能が変わらないばかりか、
いくつかのプログラムに悪影響を与える可能性がありますので、今後は relatime を使用するのがいいでしょう