Cloud OS MVP Roadshowに参加した

Cloud OS MVP Roadshow 2014年 11月
「Windows Server vNext – テクニカル プレビュー版を徹底検証する」
http://technet.microsoft.com/ja-jp/windowsserver/dn574727.aspx
に参加した。そのときのメモ

vNextについて、基本的にAzureの技術をServerに取り込んでいる

Windows Server vNext テクニカル プレビュー版に搭載されている機能、くまなく紹介いたします!-山内 和朗氏

WindowsServerから削除された機能-その他色々あり

・ネットワークアクセス保護-NAP
・telnetサーバ
・Server APP-V

デフォルトでWindows Defenderが有効(GUIなし)

・自動メンテナンスによる自動スキャンと自動更新する
・ウイルスをこっそり排除し、ログが出力される
・除外設定が必要(デフォルトで企業向けの除外設定は入っている、Hyper-Vやドメコンは別途対応する必要がある)

ファイルと記憶域サービス

・ストレージQoSポリシー(仮想マシン+スケールアウトファイルサーバで利用できる機能)
 QoSに関するポリシーを設定可能、またIOPSを監視できる

・ストレージレプリカ→ほぼDRBD
 ボリュームをブロックレベルで別サーバに同期または非同期レプリケーション(SMB3.0)
 10%くらいのトランザクションログが必要
 設定の際は一瞬ディスクがオフラインになる
 データ保護が目的であるため、レプリケーション先はマウントできない
 レプリケーション先でのデータが見たい場合は、マスタとスレーブの変更、もしくはレプリケーションの削除を実施する
 @todo Hyper-Vレプリカとの使い方の違いを知りたい

MultiPoint Service

教育向けにしていたMultiPoint Serviceが利用できるようになった
役割の追加で簡単に導入できる
サーバに直接接続したり、LAN越しに接続することで利用できる
メリットは、ソフトのインストールが1台で済んだり、制御できたり(特定のアプリの起動と終了)する
https://hibinomemo.wordpress.com/2014/10/20/%E6%94%B9%E3%82%81%E3%81%A6%E3%80%81windows-multipoint-server%E3%81%A3%E3%81%A6%E4%BD%95%EF%BC%9F/

ソフトリスタート

ファームウェアの初期化をスキップすることにより、高速な起動ができる
が、発表者の環境では違いはわからないレベルとのこと

Windows Server vNext、仮想化 (Hyper-V) の向上点-村嶋 修一氏

おま:VMwareは仮想環境上に仮想環境を構築できる
vNextのHyper-VにはSLATが必須(インストールはできるが、Hyper-Vが起動しない)

VM構成ファイル

VM構成ファイルがXMLファイルからバイナリファイルに変更となった
パフォーマンスの改善、拡張子は.VMCXと.VMRS

2012R2 Hyper-Vからの移行方法

2012R2からのバージョンアップ方法はローリングクラスタアップデートや移動、インポート可能
versionが5.0のままであるため、アップデートするためには、コマンドを実行することが必要(構成ファイルの変更などを実行)
コマンドの実行は数秒で完了する

現段階ではバージョンアップすると起動しなくなる既知のバグが存在、その場合はSet-VMFirmwareコマンドで回避可能

Linuxのセキュアブートサポート

Ubuntu 14.04 以降
SUSE Linux Enterprise Server 12 以降

プロダクションチェックポイント

新しいスナップショットの方式
通常はメモリの状態をすべて保存している、そのため書きかけのデータ等や起動しているアプリケーションの状態も保持する
プロダクションチェックポイントだとVSSを使用したバックアップと同様のチェックポイントとなる
そのためメモリ上のデータ等は削除される。SQLサーバやファイルサーバのバックアップとして有効

NIC関連

VMからNICを識別可能
NICのプロパティやパワーシェル(Get-NetAdapterAdvancedProperty)から確認可能
またオンラインでNICの追加と削除が可能

メモリ関連

動的メモリを使用していない場合のVMメモリ量の変更が可能
Windowsについてオンラインで対応するデモを見せてもらったが、中々良さそう

Windows Server vNext から考えるマイクロソフトのビジョン-高添 修氏

概要(資料公開されていないので少し、いやだいぶ怪しい。。)

クラウド機能がWindowsServerへ盛り込まれていく
そのため次期サーバを正しく理解するためには、クラウドの世界を理解する必要がある
しかし範囲が広いため、機能ではなく本質を理解するべし
今後はネットワークも理解しないと、Windows Serverは理解できない
いくつかのキーワードを説明する

いくつかのキーワード(のうち私が覚えているもの)

・OSコア
 最新のサーバハードウェアに合わせた進化
 100Gbpsのネットワークを意識
 またMicrosoftもハードウェア投資を実施(Cloud Pratform Systemなど)

・データセンター技術
 ReFSに力を入れようとしている
 Azureと同等のサービスを提供予定
 Automation技術のハイブリット化

・NFV※
 Microsoftもファンクションのひとつとして利用できるようになる

※Network Functions Virtualization
 ネットワーク機器をソフトウェアとして実装し、仮想マシンとして利用すること
 異なる種類の機器(ファイヤーウォール・ルータ・ロードバランサなど)を
 すべて汎用のサーバコンピュータで置き換えることができ、
 特定の機能に対する突発的な需要の増減や構成の変更に柔軟に対応できるようになる

・Distributed Firewall
・Network Service Chaining
 ポリシーを作成して、流れるパケットを制御できる
 仮想マシンを何に利用して、どういうネットワーク通信をしたいのかとういう観点が大切

・アプリケーションプラットフォーム
 空のOSを起動して、外部からファイルをとってくるという形、そうすればAzureでもオンプレミスでも関係ない
 OneGet(linuxでいうパッケージ管理ツールのようなもの)